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 第1章 武道とは? 〜スポーツ化に伴う技法の発達

4.スポーツ化に伴う技法の発達

−規制による技法の進化−

そもそも護身技法は多様な制約を受けることによってその進化を遂げた。

例えば、「揺れる船の上での格闘」、「手を縛られた状態での格闘」、「複数の相手を想定した格闘」など、絶対的制約条件が加わるとその技法は手技重視、足技重視、打撃技重視というような傾向に進むことは容易に推測できる。

このように現在の護身技法は様々な環境的制約や人為的制約などにより「手技の秀でたもの」、「足技の秀でたもの」、また、「打撃技の秀でたもの」、はたまた、「組技の秀でたもの」など、という具合に様々な特徴を備えるものとなった。

スポーツ競技として変貌を遂げた「格闘競技技法」も様々な「規制=ルール」(理念、安全対策)により、新しい技法が工夫されるようになった。今日では打撃技、組み技、手技、足技、などに関係なく殆ど全ての領域での技法が進化を遂げるに至った。

つまり、規制することによって、技術が洗練され、磨かれたのである。ルールが確立されることにより洗練された「スタイル」が生まれ、磨かれた技法が、この「スタイル」に支えられ輝きを増し「芸術的境地」へと到るのである。これら、技法は規制が多くされているものほど著しい発達を遂げる傾向にあり、逆に規制が少なくなるものは、星の数ほどある技法を「スタイル」に収めることが難しく、結局は既存の「規制ありのスタイル」を軸に多少の変化を遂げるに留まる。

まるで、「水の噴出するゴムホースの先を手で圧迫し、出穴を小さくすると勢い良く噴射し、また、出穴を大きくすると勢いをなくす」ことに良く似ている。どんなに規制を緩和しても結局はそのルールに沿った「スタイル」が生まれるようである。

ちなみに、実戦においては完成された「スタイル」は存在しない。あるとするならば、それは「研ぎ澄まされた技法」と「意外性の実践」である。